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【週刊AIOニュース】GSCのAIレポートが本格世界展開/noteが引用2位に急上昇/AI Modeがアプリ連携へ(2026年7月第3週)

2026-07-20 公開

AI検索の世界は毎週動きます。今週は「観測の公式化」と「国内の引用先が動いた」週でした。

1. Search ConsoleのAIレポートがUK外へ本格展開 — 公式数字は来る、でも中身は見えない

Google Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートが、英国以外のサイトでも確認され始めています(US・インド・スイスなどで表示例が報告)。AI OverviewsやAI Mode内でのインプレッション・ページ・国・デバイスが見えるようになります。同時に、AI面からの除外(オプトアウト)に関する詳細ヘルプ文書も公開され、設定そのものがグローバル標準機能として固まりつつあります。

ただし前提は変わりません。いま見えるのは表示回数の側で、クリックデータは出ません。「どんな質問で」「どのページが引用されたか」「競合と比べてどうか」までは、公式画面だけでは分かりません。

御社への意味:Search Consoleは「公式の答え合わせ」として必ず確認すべきですが、それだけでAIOの現在地は判断できません。チャット系AIを含む「どの質問で誰の名前が挙がるか」は、引き続き独自の実測が必要です。まずはSearch Consoleを開き、生成AIレポートが表示されているかを確認したうえで、不足分は業界クエリの実測で補うのが実務的です。

2. 国内のAI引用TOP10が動いた — noteが2位、知恵袋が初登場、4枠が入れ替わり

Ahrefs日本版の引用ドメインランキング(2026年6月分、Web担が7/8に報道)では、総合1位はYouTube(2期連続)、2位にnoteが急上昇(前回5位)、3位Wikipedia日本語版、4位Ameblo、5位にYahoo!知恵袋が圏外から初登場、以下PR TIMES・Reddit・my-best・楽天市場と続きます。TOP10のうち4ドメインが入れ替わったのが、今週いちばん重要な国内数字です。

同調査でAhrefsが挙げる「引用される3条件」も実務の指針になります。①公式の一次情報を日付つき・事実ベースで出す、②確かで権威性ある答え、③実体験やリアルな評価が集まる場——というものです。

御社への意味:引用先は固定資産ではありません。3ヶ月単位で顔ぶれが変わるなら、「一度載ったから安心」ではなく、定点で見て回し続ける必要があります。打ち手としては、自社の構造化された正本(公式の事実の置き場)を軸に、note・YouTubeなど評価・体験が溜まる面を組み合わせる発想が、今週の国内データとも整合します。知恵袋の初登場は、Q&A型のUGCも観測対象に入れる価値がある、というサインでもあります。

3. AI Modeがアプリ連携へ — 「答える」から「実行する」検索へ

GoogleのAI Modeが、会話の中でアプリと連携する動きを見せています。報じられている例としては、Instacartでの買い物、Canvaのテンプレート、YouTube Musicのプレイリストなど。レシピまわりでは、クリエイター名付きで回答の上位に出る、という見せ方も確認されています。あわせてAI Overviews側では、AI生成画像の導入やTop Storiesカルーセルの拡張など、回答面そのもののリッチ化も続いています。

御社への意味:検索が「青いリンクの一覧」から「その場で答え、必要なら行動まで進む画面」へ寄るほど、勝負は広告の枠より推薦・指名の上流に移ります。実行ボタンの手前に載るのは、信頼できる事実と出典を持つブランド側の情報です。御社の正本がAIに引用・紹介される設計は、SEOの延長ではなく、次の購買導線そのものへの投資になります。

4. 日本のマーケター調査 — AI検索活用が半年でほぼ倍増

国内調査(PRIZMA、2026年7月2〜6日実施、n=1,032)では、マーケターのAI検索/AIO活用が2025年12月の22.6%から44.6%へと、約半年でほぼ倍増したと報告されています。LLMO対策の実施や外部導入の検討も、およそ2割から約6割へと拡大しています。

海外でも、コミュニケーション担当者の多くがGEO(生成エンジン最適化)を戦略上重要と認識しつつ、社内に担当者がいないケースが少なくない、という指摘が出ています。需要は立っている一方で、実行体制が追いついていない構図は日本でも似ています。

御社への意味:「まだ様子見」の会社と「すでに外注・内製を動かし始めた」会社の差が、数字に出始めました。先に正本と観測の型を持った会社が、引用面で先行しやすい局面です。当社の無料診断では、御社の業界クエリで今どの名前が挙がるかを実測してご報告しています。


本記事は公開情報をもとに、ECOTEC AI事業部が毎週の定点調査から編集しています。数値・事実の出典は末尾のリンクをご確認ください。AIの回答や検索結果は時期・環境により変動します。